株式会社RJCの研修ではJavaを中心です。Javaの知識しかない状態だとプログラマーとしての業務を行うのが難しく、プログラミング以外の開発に必要な必要最低限の知識は持っておくべきでしょう。
その中の一つにSQLが挙げられますが、これはどのようなプログラミング言語なのでしょうか。そこでこの言語はどんな役割を持つものなのか、そしてデータベースとこの言語はどんな関係性があるのかについて解説します。
SQLってどんな言語?
SQLはデータベース(DB)を操作するのに必要な言語です。プログラミングとは違い、DBに対して指示を出すものであり、これを使ってデータの出し入れや消去などを行います。
DBとはアプリケーションの利用者などの情報を格納して必要に応じて取り出せるようにしたものであり、例えばECサイトの顧客情報や商品情報など様々な情報が管理されています。
身近な状況でDBに接続している状態の例を挙げると、サイトの会員登録が挙げられます。会員登録をする際、名前・メールアドレス・パスワードなどを入力するでしょう。その際には、””insert””というコマンドを用いて名前・メールアドレス・パスワードなどといった項目に分けられたEcxcelのテーブルのような表に「会員登録」ボタンを押した途端に情報が格納されます。
この仕組みを作るにあたっては、Javaなどのサーバーサイド言語とSQLを組み合わせないとできないので、Java開発を行うにあたってこの言語の知識は必須と言えます。
DBの知識はどんな場面でも役立つ!
JavaやPHPなどのプログラミング言語は使用できる現場が限られてしまいます。それに対してDBに関してはどんな開発現場でも基本的に使用するので、知識を身に着ければどんな場面でも役立てることが出来るでしょう。
近年ではDBエンジニアと言って、DBに特化したエンジニアの需要も高くなってきています。ビッグデータを活用するようになり、この際にはたくさんのデータを格納できるものを構築する必要がありますが、これができるエンジニアの数はまだまだ足りておらず、稼げるエンジニアを目指したいならかなり狙い目の職業と言えます。
関連資格だとOracle社から発行されている民間資格のオラクルマスターや、国家資格のデータベーススペシャリストなどが有名です。これらの資格は難易度がかなり高いですが、その分取得しておけば給料が大幅に上がる可能性が高いので、エンジニアとして経験を積んで時間に余裕があるなら勉強してみると良いでしょう。
クラウドに関する知識があると有利
かつてDBは自社で構築するのが一般的でした。しかし、1から構築するのはコストも時間もかかってしまいます。そこで、近年ではawsなどのクラウドが一般に知られるようになり、徐々にクラウドを用いて開発する企業も増えてきています。クラウドはデータの使用量に応じて課金をするシステムなので、必要な分だけ購入すれば良いですし、自社で構築を行う必要も無いので便利でしょう。
ただ、awsの運用に関しても専門的な知識が必要です。そのため、DBエンジニアに関してもawsをはじめとするクラウドの知識が求められるようになってきています。したがって、需要のあるエンジニアを目指したいのであれば、awsをはじめとするクラウドに関する知識も身に着けるのがおすすめです。
awsにも開発元であるAmazonが運営しているベンダー資格が存在します。初心者向けの資格にはAWS 認定ソリューションアーキテクト–アソシエイトがあるので、挑戦してみると良いでしょう。
データベース以外には何が学べる?
株式会社RJCの研修ではDB以外にも様々なことを学びます。その中でも小規模開発の現場で役立つのがGitに関する知識です。これはバージョン管理ツールのことを言い、開発を行うにあたって発生した変更をすることができます。そのため、万が一アプリケーション等の改良を行ったことで、エラーが発生するようになった場合、これ用いてバージョン管理をすることですぐに前のバージョンに戻すことができ、開発がよりスムーズに進むようになるでしょう。
Gitに関してはGitHubもしくはSourceTreeを使うことが多いです。これらを使いこなすにはpushとpullという考え方を理解する必要があります。しかし、小規模開発の現場だとこれを使いこなせることが前提となっていて、使い方を教えてもらえないことも少なくありません。そこで研修を通して事前にGitの使い方を理解しておくことで、慣れない開発現場でも仕事をスムーズに進めることができるようになります。
まとめ
株式会社RJCの研修で取り扱う内容はかなり幅広いです。システムインテグレーターで業務を行うにあたって必要な知識はもちろん、システムインテグレーターではあまり使わないものの、使えることができればエンジニアとしての市場価値が上がるようなスキルに関しても早い段階で触れることができます。そのため、IT業界未経験の人でもエンジニアとしてのキャリアを早い段階でイメージできる環境が整っていると言えるでしょう。